講演:採決禁止、都教委通知に異議 前三鷹高校長が昭和で /山梨
2009年12月5日14時1分配信 毎日新聞
東京都立学校の職員会議での挙手・採決を禁じた都教委の通知に異議を申し立ててきた前都立三鷹高校長、土肥信雄さん(61)が4日、昭和町押越の町地域交流センターで県内初の講演会を開き、教育関係者ら50人以上が集った。
土肥さんは、06年に出された同通知の撤回を今年3月の定年退職まで訴えた。
土肥さんは講演で、全国でも都教委だけでこの通知が行われたことを紹介し「言論統制が目的。言論の自由のない組織は必ず崩壊する」と批判した。また、同僚との飲食で教育委員を批判したところ、その同僚に密告され、都教委から3回の指導を受けた経験も披露し「都教委は私を排除するためにあらゆる手段を使った。その弾圧から生徒、先生を守る必要があった」と当時の思いを語った。
質疑応答では、小学校の現職男性教諭が「山梨でも思い当たるふしはあるが、そこまではひどくない。土肥先生のような管理職が存在できる教育行政であってほしい」と語った。県教育委員の小林久氏もマイクを握り「子供たちのために、山梨を東京のようにはしないと約束する」と述べた。【中西啓介】
12月5日朝刊