<千葉県不正経理>職員2245人処分 横領容疑で4人告訴

<千葉県不正経理>職員2245人処分 横領容疑で4人告訴
2009年12月18日20時54分配信 毎日新聞

 総額約30億円に上る千葉県庁の不正経理問題で県は18日、職員2245人を処分し、悪質だった職員4人を業務上横領などの容疑で県警に告訴したと発表した。08年度までの6年間に新たに約6億9000万円の不正経理も判明し、総額は約37億円に膨らんだ。県は私的流用などが疑われる約9億500万円の返還を職員や退職者に求める。堂本暁子前知事も監督責任をとって1000万円を負担する。【森有正、斎藤有香、荻野公一】

 県によると、告訴した4人のうち3人を同日付で懲戒免職とした。農林水産部の副主幹(49)は03〜05年度、架空請求で業者に県費を振り込ませる「預け」を悪用。プールされていた県費でプラズマテレビやDVD再生機など電化製品20点以上(約400万円相当)を購入し、自宅に持ち帰ったという。

 総務部知事室の副主査(37)は、この副主幹からファクシミリなど複数の電化製品(42万円相当)をもらい、自宅で個人使用。健康福祉政策課の主査(44)は05年度と07年度、計150万円分の図書カードを業者に納入させ、着服したという。

 今回判明した不正額は▽08年度需用費3億1000万円▽新たに調査対象となった県立学校の03〜08年度需用費2億7000万円▽03〜08年度業務委託費5570万円−−など。

 処分の対象者は、行政職が1783人、県立学校の校長や事務長などが462人。森田健作知事は自身の給与の3カ月間30%カットを表明している。

 私的流用や不適正な支出が疑われる約9億500万円は、09年3月時点で副課長以上の幹部職員約1600人、幹部退職者約1900人らが返還。負担額は退職した副知事が300万円で、現職、退職者とも部長は90万円、課長は50万円など。

 森田知事は記者会見し「こういう不正は決して許さない。職員一丸で県民の信頼を取り戻したい」と謝罪した。

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