「店外デートで勧められ始めた」大麻所持の教頭
2010年4月1日9時30分配信 読売新聞
自宅に乾燥大麻を隠し持っていたとして、奈良県警は、大阪市東成区中本、大阪府立福井高校(茨木市)教頭、小島靖司容疑者(49)を大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕し、31日に奈良地検に送検した。
小島容疑者は「3、4年前、風俗店の女性と店外デートした時に、大麻を勧められて始めた。教頭職によるストレスから吸っていた」と供述しており、県警は常用していたとみて調べている。
発表によると、小島容疑者は先月30日午前7時5分頃、自宅に乾燥大麻(1グラム未満)を所持していた疑いで、同日に逮捕された。
捜査関係者によると、小島容疑者は大麻を女性と一緒に吸った際、「頭の中がボーッとした。その感覚が忘れられなかった」と動機を供述。同校に教頭として赴任後、「保護者の対応や教員の相談などで忙しかった。大麻を吸うと一時的にストレスから解放された」と話しているという。
府教委によると、小島容疑者は1984年4月に社会科教諭として採用され、福井高には2007年4月、教頭として赴任した。
小島容疑者が大麻を所持しているとの情報が県警に入り、自宅を捜索。県警は、1階のクローゼットのリュックサックから、ビニール袋で三重に包まれた乾燥大麻と、吸引用の金属製キセルを押収した。