佐世保の中学教諭わいせつ:永元・市教育長「強い決意で対策」 /長崎
毎日新聞 2010年11月11日(木)16時16分配信
わいせつ容疑で逮捕された小佐々中教諭、酒井恒治容疑者(39)は、校内では教務主任を務め、野球部の監督もしていた。
佐世保市役所で会見した勝本健治校長は「さまざまな活動に熱心に取り組む中心的で優秀な教諭。保護者や生徒からも慕われていただけにどうしてという気持ち」と肩を落とした。
また、市教委の永元太郎教育長は「人としてあるまじき行為。処分についても厳しく対処する」と述べ、再発防止については「繰り返し注意喚起していくしかない」と語った。このあと、市内78小中学校の臨時校長会を招集。永元教育長は「自校から絶対に不祥事を発生させないという強い決意で対策を」と訴えた。【野呂賢治】
◇教職員逮捕、今年度5人目
「またしても」−−。相次ぐ教職員の不祥事発生を受け、県教委が「非常事態」を宣言して1カ月足らずの10日、女子高生へのわいせつ行為の疑いで中学教諭が逮捕された。今年度に入り、教職員の逮捕はこれで5人目。止まらぬ不祥事に、寺田隆士教育長は「強い憤りを覚えるとともに、慚愧(ざんき)に堪えない」「教育に対する信頼を裏切り、ぬぐいがたい不信感を抱かせることになった」とコメントし、陳謝した。
〔長崎版〕
11月11日朝刊