他校進学で卒業式欠席勧める

他校進学で卒業式欠席勧める
’12/4/18 中国新聞

 広島県東部の私立中高一貫校の教諭が、他高校に今春進学する中学3年生と保護者に対し、卒業式の欠席を勧めていたことが17日、分かった。生徒側は「出席を拒否されたようでショックだった」と主張。学校側は「誤解を与える内容だった」と陳謝している。

 同校によると、生徒3人の各担任が昨年12月、生徒、保護者との個別面談で「卒業式に出ない方がいい」と発言したという。発言内容は、3年生4クラスの担任、副担任の教諭8人全員で打ち合わせたと説明。「一貫校に進学する決意表明の場でもあり、同席は心苦しいだろうと思った」という。

 一方、ある保護者は「他校進学を否定する嫌がらせに感じた」と憤る。同校は結局、一部の保護者の要望を受け、3人を出席させた。

 広島大大学院教育学研究科の林孝教授(学校経営学)は「卒業式は学習指導要領の儀式的行事に当たり、教育活動の一環として生徒には出席する権利がある」と指摘する。同校の校長は「卒業式から排除する意図はなかったが、発言は配慮不足。教諭全員をあらためて指導する」と話している。

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