警部補・教頭書類送検へ 亀岡事故・守秘義務違反疑い

警部補・教頭書類送検へ 亀岡事故・守秘義務違反疑い
京都新聞 2012年6月16日(土)15時19分配信

 亀岡市の集団登校事故で、被害者の個人情報が京都府警亀岡署や児童の通っていた安詳小から加害者側に漏れた不祥事で、府警が地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで、同署交通課の男性警部補(51)と同小の男性教頭(51)を書類送検する方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。府警と府教育委員会は警部補と教頭らを処分する方針。
 府警の説明では、警部補は無職少年(18)=自動車運転過失致死傷容疑などで検察官送致=の父親(47)から「被害者に謝罪したいので連絡先を教えてほしい」と求められ、4月24日午前0時ごろ、部下の巡査長に指示して被害者10人の名前や住所、電話番号、収容先病院を印字したメモを作成し、父親に渡したという。
 亀岡市教委によると、教頭は同日午後、事故で亡くなった松村幸姫さん(26)の携帯番号を、父親の親族に教えたという。
 府警は巡査長についても同法違反での立件を検討している。
 一連の情報漏えいは、松村さんの携帯に少年の父親から電話があり、発覚した。

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