いじめ問題で県全体会議 校長、PTA関係者ら共同宣言 福井
産経新聞 2012年8月21日(火)7時55分配信
■早期発見と対応に注力
「いじめ等問題行動をなくす」福井県全体会議が20日、福井市のフェニックス・プラザで開かれ、県内の小中高校などの校長やPTA関係者ら約400人が参加。問題行動をなくすための共同宣言を行い、「心の教育」の充実や、「いじめ対応の手引き」を(9月中に)改訂整備し早期発見と対応に努めることなど4項目の取り組みを決めた。
大津市で昨年10月にいじめを受けていた市立中学2年の生徒が自殺した問題や、福井市の至民中学校で起きた生徒による暴力行為の問題を受け、県教委や各市町教委などが全体会議を初めて開催した。
県教委の林逸男教育委員長が「いじめの兆候をいち早く把握して迅速に対応する必要がある。学校、家庭、地域、教育委員会は本日の意見表明を十二分に生かして、笑顔で登校できる学校づくりの一層の推進を」とあいさつ。県教委の担当者がいじめ等の取り組み状況を説明し、いじめの認知件数が平成18年から減少していることや、態様が「冷やかし・からかい」が多く、インターネットを使った誹謗中傷もあると報告した。
続いて、県小学校長会長や県PTA連合会長らが意見発表を行い、いじめの未然防止、早期発見と早期対応、解決後の指導など、意見を述べた。
共同宣言では、子供たちの人を思いやり、尊重し、生命や人権を大切にする心を育てるための「心の教育」の充実▽平成18年度作成の「いじめ問題対応の手引き」を改訂整備し、いじめの早期発見と早期対応に努めること▽防犯等に関わる関係機関との連絡体制のあり方の検討▽関係団体による連絡会議を設け、定期的に協議会や研修会を開催することを決めた。