わいせつ高校教諭を懲戒免職 現金盗んだ職員、成績改ざんの教諭も処分
埼玉新聞 2014年8月28日 1時26分配信
県教育委員会は27日、女子生徒にわいせつな行為をしたとして県北部の県立高校に勤務する男性教諭(24)と、同僚教諭の財布から現金を盗んだとして県南部の高校の男性職員(48)を懲戒免職処分にした。また、生徒の成績を改ざんした県東部の高校の男性教諭(35)を減給10分の1、3カ月の懲戒処分にした。
県教育局県立学校人事課によると、24歳の男性教諭は4月に採用され、同月下旬から7月上旬にかけて、通信アプリ「LINE」を通じて部活の顧問として指導する2年生の女子生徒に「ドライブに行こうね」とほぼ毎日誘い、校舎内で一方的にキスをしたり、服の上から下半身などを数回触った。女子生徒はストレスによる不眠や吐き気などを訴えたが、現在は回復しているという。
男性職員は5月30日午前8時半ごろ、同校の体育館管理室で教諭2人の財布からそれぞれ現金千円を盗み、罰金20万円の略式命令を受けた。
35歳の男性教諭は3年生の生徒2人の推薦合格をかなえようと、複数の科目にわたり10段階評価の成績を最大で2段階上げるなど、延べ10カ所を改ざんした通知表と生徒指導要録を作成した。教諭は生徒2人の1年次からの担任で「(推薦合格を)何とかかなえてあげたかった」と話しているという。生徒2人の入試に影響はなかった。