岡山大学の元薬学部長らの解雇無効訴訟 岡山地裁は訴えを退ける
KSB瀬戸内海放送 2019/5/31(金) 18:45配信
岡山大学の元薬学部長ら2人の教授が解雇の無効を求めていた裁判で、岡山地方裁判所は教授らの訴えを退けました。
岡山大学は、「当時の学長が不正行為をした」などの情報提供をして、大学の名誉を傷つけたとして2015年12月に、元薬学部長らを解雇していました。
2人の代理人は「控訴も視野に対応を検討したい」としています。
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薬学部の森山芳則教授と榎本秀一教授は、2012年12月と13年3月に医学部の論文に不正があると告発した。計31本の論文に、流用やねつ造の不正行為があったとする内容だった。
同大は15年3月、調査結果をサイト上で発表。対象となった1本の論文について「実験結果の画像と異なる画像を誤って掲載した」と認めつつも、「誤って掲載したものであり、故意によるものではないことから、不正行為は認定しない」とした。
一方、調査結果が出るまでの期間、大学と2教授の間には別の騒動もあった。14年9月、大学はこの両教授に別の所属教員に対するパワーハラスメントがあったとして、教授らに停職9か月の懲戒処分を下していた。2教授はこれを不当としていた。
大学側は明らかにしていないが、教授側の訴状によると、その後、大学の教育研究評議会は15年10月26日付で2教授を解雇する審査結果を出した。
2教授は12月7日、岡山地裁に「解雇権の乱用で無効であることは明らか」などとして、解雇停止の仮処分を申し立てた。大学側はJ-CASTニュースの取材に対し、「現時点で裁判所から通知がないので分かりません」と回答し、くわしい事実関係の説明はなかった。