高1男子いじめ自殺問題 知事が陳謝

高1男子いじめ自殺問題 知事が陳謝
KYT鹿児島読売テレビ 2021/6/23(水) 20:07配信

 2014年に県内の高校に通う男子生徒が自殺した問題で、塩田知事は23日の県議会で遺族に対し公の場で初めて陳謝した。
 塩田知事は23日の県議会で「ご家族におかれては、長きにわたり辛い思いをされており、このことについて率直にお詫びを申し上げたい」と謝罪。塩田知事が公の場で初めて遺族に陳謝した。
 2014年、県立高校に通う田中拓海さん(当時15)がいじめを受け自殺した問題で、再発防止を検討する委員会は今年3月、県に提言をおこなった。それはいじめ防止対策推進法で定められている「重大事態」と判断される前から、いじめの実態を調べ検討する常設の調査機関を設置するよう求めたもの。県教育委員会はこれを受けていじめの調査・検証を行う常設の委員会を設置する方針で、今議会に提案している。
 23日の議会で遺族に対し公の場で初めて陳謝した塩田知事。しかし、常設の委員会について満足な説明がなかったとして、遺族は会見で憤りをあらわにした。田中さんの母親は「重大事故があったときは調査委員会を設置しないといけない。それを開いていなかった。いまさら常設という話ではなく、発生したときに親の要望がなくてもしないといけない」と話した。
 委員会設置に向けた動きに注目だ。

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