女子校の寮とトイレで「盗撮700回」…元高校教師に懲役9年=韓国
WoW!Korea 2022/2/9(水) 19:44配信
韓国で、女子校の寮と女子職員トイレにカメラを設置して盗撮した疑いで裁判に渡された元高校教師に、1審が重刑を宣告した。
韓国ソウル西部地裁は9日午後、性暴行犯罪の処罰などに関する特別法違反(カメラなどの利用撮影)などの容疑を受けている30代の男性教師A氏に懲役9年を宣告した。これとともに120時間の性暴力治療プログラムの履修、児童・青少年機関と障害者福祉施設での10年間にわたる就業制限などを命令した。
A氏は2018年から昨年まで、自身が勤務していた高校の女子生徒寮にカメラを設置し、盗撮をした疑いを受けている。その後、A氏はソウルのある男子高校に勤務しながら、女子職員トイレにカメラを設置した疑いで起訴された。
検察の調査によると、A氏は約700回にわたって盗撮を繰り返し、被害者は116人に達することが分かった。
裁判所は「被告人は高校教師として児童青少年である生徒たちを保護監督しなければならない地位にあったにもかかわらず、神聖な学びの場である学校で生徒たちを対象にしてこの事件の犯行に及んだ」と指摘した。また、「他の教職員らの信頼を毀損し、教師として名誉を失墜させた点でも非難される可能性は非常に大きい」とし「この事件の犯行によって被害者たちが裏切られた気持ちは深く、相当な性的羞恥心と精神的苦痛を感じたものとみられ、一部の被害者たちが被告人に対する厳罰を嘆願している」と強調した。
ただし、裁判所は「被告人は犯行を全て認めて反省する態度を見せている」とし「該当の動画を他人に転送したり、ウェブサイトにアップロードするなどの流布はなかったものとみられる」と量刑理由について明らかにした。