「性奴隷になる」と誓約書を書かせ、女性にわいせつ行為 元団体代表“うずしお先生”に懲役10年判決

「性奴隷になる」と誓約書を書かせ、女性にわいせつ行為 元団体代表“うずしお先生”に懲役10年判決
読売テレビ 2022/11/16(水) 15:21配信

「性奴隷になる」と誓約書を書かせ、女性にわいせつ行為 元団体代表“うずしお先生”に懲役10年判決

 性犯罪者の更生支援団体の元代表が、アプリで知り合った女性にわいせつな行為をした罪などに問われた裁判で、大阪地裁は16日、懲役10年の判決を言い渡しました。

 性犯罪者の更生支援団体の元代表・松本学被告(49)は一昨年、マッチングアプリで「うずしお先生」と名乗り、知り合った20代の女性に「裸の動画をばらまく」などと脅して、わいせつな行為をした罪などに問われていました。

 松本被告は「そういった事実はなく、あったとしても同意があった」と起訴内容を否認していました。

 この日の判決で大阪地裁は、松本被告が被害者に「性奴隷になる」などの「誓約書」を書かせていたことを指摘し、「巧妙かつ卑劣で身体的暴行を上回る悪質性」と述べました。

 そのうえで、「性癖のゆがみは相当に根深い」などとして、懲役10年の判決を言い渡しました。

 マッチングアプリで知り合った女性を脅し、わいせつな行為をしたとして、大阪府警は7日、性犯罪加害者の更生支援をうたう一般社団法人「さなぎの樹」(大阪市北区)の代表理事、松本学容疑者(48)=大阪市旭区=を強制わいせつと強要などの疑いで再逮捕した。「何も申し上げることはない」と供述しているという。
 府警刑事特別捜査隊によると、松本容疑者はアプリ上で「うずしお先生」と名乗り、「50万〜800万円を援助する」との趣旨のメッセージを複数の女性に送信。2021年1月以降は約850人に交際を持ちかけ、うち200人以上に裸の動画などを送らせていたとみられる。
 再逮捕容疑は19年9〜10月、アプリで知り合った10代後半だった女性に対し、「裸の動画をばらまく」などと脅して大阪市内のホテルでわいせつな行為をしたほか、携帯電話の位置情報の共有を強要したとされる。
 松本容疑者は21年7〜8月、別の女性2人に対する強制性交等容疑で2回逮捕され、大阪地検はうち1件について同罪で起訴している。【安元久美子、郡悠介】

 SNSで知り合った女性に性的暴行を加えたとして、大阪府警は18日、強制性交等容疑で、大阪市旭区太子橋の団体職員、松本学容疑者(48)を逮捕したと発表した。「誓約書を書いてもらいプレイしただけだ」と容疑を否認しているという。逮捕は17日付。
 刑事特別捜査隊によると、容疑者は性犯罪加害者の更生支援をうたう一般社団法人「さなぎの樹」(大阪市)の代表理事。団体のものとみられるホームページで「わたし達は、性犯罪を繰り返す人々に、当事者主体のプログラムを提供」と団体を紹介していた。
 同隊によると、松本容疑者は7月8日、府内の20代の女性を「個人情報をばらす」などと脅迫した上で、性的暴行を加えた疑いがもたれている。
 松本容疑者はマッチングアプリ上で「うずしお先生」と名乗り、援助交際を申し込むメッセージを女性に送っていた。女性が返信すると、免許証などの写真のほか、裸の自撮り画像を送らせていたという。また、自身を「先生」と呼ぶように求め、「私は自分の意思で先生にお仕えする性奴隷で、いかなる性的行為も完全同意である」などと書かれた誓約書を女性に送り、署名押印させていた。
 女性から誓約書を受け取った後、「個人情報と裸の画像もある」と女性を脅迫し、性的暴行を加える様子を撮影していたという。女性が都島署に相談したことで事件が発覚した。
 2019年夏ごろから、マッチングアプリ上で「うずしお先生」を名乗る人物から性的暴行を受けたとの相談が少なくとも7件確認されているという。被害相談は都島署(06・6925・1234)

「うずしお先生」事件で逮捕された性犯罪更生支援団体代表と妻との涙の面会に同席した
篠田博之月刊『創』編集長
2021/7/22(木) 17:33

樹月さんは、性犯罪で13年間服役して2018年9月に出所し、元加害者の立場から、性犯罪再犯防止のためにどうすればよいかというテーマでいろいろな場で発言してきた。

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