娘がいじめを苦に自殺…「学校に責任」両親が訴えた裁判で市が争う姿勢「いじめ認識は不可能又は著しく困難」
東海テレビ 2022/11/16(水) 6:21配信
4年前、名古屋市名東区の市立中学1年だった娘がいじめを苦に自殺したのは学校側の対応に責任があるとして、両親が市を訴えた裁判で、市は争う姿勢を示しました。
2018年、名古屋市名東区の市立中学1年だった齋藤華子さん(当時13)が自殺した問題は、いじめを事前に察知できたはずの学校側が対応を怠ったとして、両親が市を相手取り1540万円の損害賠償を求めています。
15日、第一回口頭弁論に出廷した齋藤さんの父親は「再調査委員会の報告書で娘に対する『無視』はいじめと認定された。私たちの訴えに『無視』を続ける教育委員会も、いじめを行っているのと同じではないか」などと述べました。
一方、名古屋市は「校内アンケートなどで華子さんの心情を把握しようとしたが、いじめの認識は不可能、又は著しく困難であった」と主張し、請求の棄却を求めました。
次回期日は来年1月26日の予定です。