懲戒処分:覚せい剤違反、飲酒運転で2教諭を−−県教委 /熊本
毎日新聞 2009年10月10日 地方版
県教委は9日、覚せい剤取締法違反の罪などで起訴された熊本工高教諭の里野寿一被告(33)を懲戒免職に、飲酒運転で摘発された甲佐高の竹市祐樹教諭(30)を停職6カ月にした。今年度の県教委の懲戒処分は8件目。
里野被告は県教委の調査に「申し訳ない。野球のコーチを外されたり、担任などきついことから逃げたかった」と話したという。県教委は管理監督責任で、校長(60)を減給10分の1(1カ月)、共に57歳の教頭2人を戒告とした。
竹市教諭は9月5日午前2時過ぎ、酒を飲んで自家用車を運転し、熊本市新屋敷で県警の飲酒検問を受け、呼気1リットル当たり0・7ミリグラムのアルコールが検出され酒気帯び運転で摘発された。
山本隆生教育長は「県民の皆様に心からおわび申し上げる。不祥事防止に取り組んでおり、引き続き精いっぱい努力をしていきたい」というコメントを出した。【結城かほる】