飲酒運転:中学教諭「1人で」虚偽供述 同僚数人も同席−−高砂署 /兵庫
毎日新聞 2011年4月27日 地方版
酒気帯び運転の疑いで22日に高砂署に現行犯逮捕された加古川市西神吉町岸、高砂市立宝殿中学校教諭の白山賢容疑者(37)が、実際は数人の中学校教諭と酒を飲んでいたにもかかわらず「1人で飲んでいた」と、虚偽の供述をしていたことが26日、警察などへの取材で分かった。
容疑は、22日1時5分ごろ、高砂市米田町米田の県道を乗用車で走行中、信号無視の疑いでパトカーに停車を求められ、職務質問で呼気1リットル当たり0・6ミリグラムのアルコール分が検出された。当初、白山容疑者は「近くの焼き肉屋で1人で食事をして酒を飲んだ帰り」と供述した。ところが、その後の調べで、店には計6人の中学校教諭がいて、別の教諭1人が任意の聴取に対し、「飲酒後に運転した」と供述したという。高砂署は「現行犯逮捕できなかった」として、別の教諭について立件は難しいとみているが、関係教諭の多さに、高砂市教委には注意喚起を促す方針だ。
一方、高砂市教委では「社会的にも許されない行為だ」として、22、26両日、全校長会を開き再発防止策などを話し合った。【高橋一隆】
〔播磨・姫路版〕