村山の強制わいせつ:元保育士に実刑 被告側、控訴の方針−−地裁判決 /山形

村山の強制わいせつ:元保育士に実刑 被告側、控訴の方針−−地裁判決 /山形
毎日新聞 2012年1月26日(木)11時46分配信

 副園長を務めた勤務先の無認可保育園(既に閉鎖)で女児にわいせつな行為を繰り返したとして、強制わいせつ罪に問われた村山市楯岡笛田1、菊池竜太郎被告(35)に対して、山形地裁は25日、懲役3年6月(求刑・懲役4年)の実刑判決を言い渡した。矢数昌雄裁判長は「保護者の信頼のもと園児を預かる保育士の立場にありながら非常に悪質だ」と述べた。菊池被告側は控訴する方針。
 菊池被告は捜査段階から一転して公判で無罪を主張していた。幼児である被害者の証言は証拠能力がないとする弁護側の主張について、矢数裁判長は判決で「経験しなければ幼児には供述しがたい内容が含まれている。母親や同僚保育士の供述とほぼ合致し、幼児の供述の信用性は高い」とした。
 また、暴行や脅迫で被告がうその自白を強いられたとする弁護側の主張は、「被告は2日に1回のペースで弁護人と接見していた。強要があれば弁護人が申し入れるはずだが、大声をやめてほしい旨の申し入れしかない。暴行などはなかったと推認できる」と退けた。
 判決によると、菊池被告は09年6月29日から7月29日まで計4回、当時4歳の女児に対してわいせつな行為を繰り返した。
 は判決後の取材に「無実なので控訴する」と答えた。【安藤龍朗】

1月26日朝刊

09年に村山市の無認可保育園(既に閉鎖)で起きた強制わいせつ事件で、被害者とされる当時4歳の女児(6)が証人として出張尋問を受けることになった。子供の証言能力に詳しい北海道大大学院文学研究科の仲真紀子教授(発達心理学)は「過去に3歳児や9歳児が証言した例もあるが数例しか聞いたことがない」としており、幼児の証人採用は全国的にも極めて異例。今後は幼児の証言の信用性などが争点になる。
受託収賄容疑 山形・村山市長を逮捕 職員採用で現金(毎日新聞)
2005/7/16
山形県村山市の消防職員の採用をめぐる現金授受疑惑で、県警捜査2課などは15日、菊池汪夫(ひろお)市長(60)を受託収賄容疑で、後援会関係者ら3人を贈賄容疑で逮捕した。
村山市の保育園で女児にわいせつな行為をしたとして、17日に保育士が逮捕された事件で、山形県は18日、連休明けにも事件があった保育園に立ち入り調査する方針を固めた。逮捕されたのは、同市の保育園「汪文幼児園」(菊池汪夫園長)に勤務する菊池竜太郎容疑者(33)=同市楯岡笛田1丁目

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