松山・中学教諭わいせつ行為 校長が保護者に陳謝

松山・中学教諭わいせつ行為 校長が保護者に陳謝
2012年03月13日(火)愛媛新聞

 松山市の市立中学校の男性教諭(51)が教え子の女子生徒にわいせつ行為をし、母親と不適切な関係にあった問題で、学校は12日夜、保護者説明会を開き、校長が「女子生徒と保護者への不適切行為は教師としてあるまじき行為。生徒と保護者、地域の人々に申し訳ない」と陳謝した。
 同校によると、12日の保護者説明会には約180人が出席。校長が「報道が全て事実とは認識していないが、信用を取り戻すため教職員一丸となって取り組みたい。被害生徒や不安を感じた生徒の心のケアにも力を入れる」と話したという。
 また2月下旬に保護者向けに配布したプリントで、教諭が病気療養で休むとしたのは「面談時に表情が憔悴(しょうすい)していて病的だった」と説明したとしている。
 保護者からは「教諭は生徒たちに謝罪すべきだ」「(教員が生徒を)個別に送り迎えをしないとしたルールはどうなっていたのか」などの批判があったという。

学校側は事実を公表しないまま教諭を依願退職させる方針だったとしており、市教委学校教育課は「教諭が体調不良で休んでいるのは把握しているが、それ以外は何の報告も受けていない。事実関係を確認したい」としている。

生徒は1月、学校に相談。母親も2月、学校に「妊娠した」と伝えたという。学校が教諭に確認したところ、「生徒を慰めようと体に触れた。母親との関係は合意の上だった」と釈明し、退職願を出した上で2月10日から休職。学校は同20日に受理した。

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