バレーボールVリーグ女子・倉敷アブレイズは11日、不同意わいせつの疑いで前監督鈴木秀生容疑者(48)=同県倉敷市=が逮捕されたことについて公式サイトで謝罪した。 岡山県警は10日、20代の知人女性の体を触ったとして不同意わいせつの疑いで鈴木容疑者を逮捕した。逮捕容疑は5月17日正午ごろから午後1時ごろまでの間、同市の屋内で、県内に住む知人女性の肩に突然手を回し、体を触った疑い。 こうした事態を受け、クラブはこの日、「前監督に関する報道についてのお詫び」と題して説明文を掲載。「この度、当クラブの前監督が不同意わいせつの容疑で逮捕されたとの報道がなされ、クラブ関係者、ファンの皆様、スポンサー企業、地域の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 現在は事実確認を進めているという。「当該事案につきましては、現在警察による捜査が行われており、クラブとしても事実関係の確認に努めております。現時点で確定的に申し上げられることはございませんが、今後も捜査の推移を注視しつつ、関係機関と連携しながら適切に対応してまいります」と報告した。 クラブは19年創設。「バレーボールを通じて地域の皆様に支えられて活動してまいりました」としながらも、「今回の事態はクラブの信頼を大きく損なうものであり、その責任を厳粛に受け止めております」とした。 被害女性についてもコメントを発表。「被害に遭われたとされる方のご心情を第一に考えつつ、再発防止に向けてクラブ内の管理体制や教育体制を早急に見直し、外部の有識者の助言も得ながら、信頼回復に全力を尽くしてまいります」とし、「改めて、関係するすべての皆様に心よりお詫び申し上げます」とあらためて謝罪した。 また、鈴木容疑者に代わる新監督として、元米国女子代表監督の吉田敏明氏が就任することを発表した。