自宅前の路上に計6790万円置きだまし取られる 「ヤクザの親分が…」警察官など名乗る男のニセ電話を信じた83歳女性が被害 福岡

警察官や検察官を名乗る男のニセ電話の内容を信じ込み、福岡県新宮町の83歳の女性が自宅前の路上に現金を置いて合計6790万円をだまし取られていたことがわかりました。 粕屋警察署によりますと5月10日ごろ、新宮町の無職の女性(83)の自宅の固定電話に警察官や検察官を名乗る男から「あなた名義で通帳や携帯電話が契約されている」「現在、取り調べているヤクザの親分が通帳等を作ってもらった報酬として、あなたに400万円を渡したと話している」「このままでは逮捕される」「渡された400万円のお札の番号を確かめる必要がある」「銀行に預けているお金を調べる」「9月はじめに返す」などと電話がありました。 これらを信じた女性は5月10日ごろから9月10日にかけて複数回にわたり、自宅前の路上に現金を置いて合計6790万円をだまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに ▽警察官や息子などをかたるニセ電話詐欺に注意しましょう。 ▽「資金洗浄(マネーロンダリング)」「逮捕状」「犯人を逮捕したら…」「SNSで取調べ」の言葉が出たら、電話をすぐに切りましょう。 ▽「1」や「44」などから始まる国際電話番号を悪用したニセ電話詐欺が発生しているので、海外との電話が不要な方は発着信を無償で休止できる「国際電話不取扱センター」のサービスを利用しましょう。 と注意を呼びかけています。

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