牛肉の輸出先を香港からカンボジアに偽造したなどとして食品販売会社の社長ら3人が逮捕されました。 神奈川県警によりますと、逮捕されたのは、食品販売会社「DC」の社長、戴文杰容疑者ら3人です。 3人は2023年、牛肉およそ13トンの輸出先が香港であったにもかかわらず、カンボジアと偽造したウソの書類を横浜税関に提出し、香港に不正に輸出したなどの疑いがもたれています。 牛肉にはA5ランクの和牛も含まれていて、香港と比べて牛肉の輸出の規制が緩いカンボジアに偽造し輸出の手続きを省くなどして、費用を抑える目的があったとみられるということです。 「DC」はこれまでに570トンほどの牛肉をおよそ44億円で輸出していますが、ほとんどが香港行きのコンテナで輸出されたということで、警察は、3人が繰り返し輸出先を偽造したとみて実態を詳しく調べています。