山形県川西町で女性から現金500円を奪って逃げたとして緊急逮捕された68歳の男の身柄が、きょう、山形地方検察庁米沢支部に移されました。 男は「金がほしかった」という趣旨の供述をしていて、金に困っていた可能性があるとみられています。 きょう送検されたのは、おととい強盗の容疑で緊急逮捕された、川西町時田の無職、松浦昭一容疑者(68)です。 警察によりますと、松浦容疑者は、9日午後9時40分ごろ、川西町上小松のコインランドリーの駐車場で57歳の女性から現金500円を奪った疑いがもたれています。 松浦容疑者は女性が乗っていた車の窓ガラスをたたきドアを開け、カッターナイフを突きつけて「金出せ」などと言って脅したということです。 金を奪った後、軽乗用車に乗って現場から逃げていました。 ■パチンコ店から出てきたところを… 松浦容疑者はおととい、米沢市内のパチンコ店から出てきたところを警察から職務質問され、その場で緊急逮捕されました。 松浦容疑者は容疑を認めていて、捜査関係者によりますと、「金がほしかった」という趣旨の供述をしているということです。 逮捕時、松浦容疑者に所持金はなく、奪った500円も持っていませんでした。 松浦容疑者の車からは犯行に使ったとみられるカッターナイフがみつかり、警察が押収しています。 松浦容疑者は金に困っていた可能性があるとみられ、警察は犯行に至ったいきさつなども含め詳しく調べを進めています。