神戸・福原のソープランドの不動産について虚偽の登記申請をしたとして、兵庫県警組織犯罪対策課と灘署などは12日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、神戸市北区の会社員の男(51)ら3人を逮捕した。県警は、売買予約の仮登記をして不動産の乗っ取りを画策していたとみて調べている。 他に逮捕されたのは、同市長田区の代表取締役の男(33)と加古川市の無職の男(60)。 逮捕容疑は、3人は共謀して2020年1月6日、会社員の男と代表取締役の男が実質的に経営するソープランドが入る神戸市兵庫区西多聞通2の土地建物について、売買予約をしたとする虚偽の登記申請をした疑い。県警は認否を明らかにしていない。 県警組織犯罪対策課によると、虚偽の登記申請があった日に、代表取締役の男が務める会社と土地建物の所有者が賃貸借契約を締結。男らは、賃料を支払いながらソープランドを営業していた。 県警は「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」の関与も視野に調べている。