5億円被害のニセ電話詐欺、管理役と勧誘役の男を逮捕 佐賀県警 事件巡る摘発6人に

佐賀県内の60代女性が5億円以上をだまし取られたニセ電話詐欺事件を巡り、県警は13日、詐欺の疑いで、住所不定の無職の男(36)と、住所不詳で自称無職の男(54)を逮捕したと発表した。事件を巡る逮捕者は累計で6人になった。36歳の男を「受け子の管理役」、54歳の男を受け子などの「勧誘役」とみて捜査を進めている。 2人の逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して3月19日〜22日までの間、女性に電話で警察官などになりすまして「お金を資金拘束します」などとうそを言い、同22日に女性宅で1億4100万円をだまし取った疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。 県警組織犯罪対策課によると、これまでに逮捕した4人は「見張り役」や「受け子役」、現金の「回収役」で、捜査を進める中で両容疑者が浮上した。36歳の男は8月31日に横浜市のアパート、54歳の男は9月13日に神奈川県警伊勢佐木署で逮捕している。 また、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで、住所不定、自称自営業の男(37)を現行犯逮捕したと発表した。9月2日に横浜市の駐車場で54歳の男の関係車両が見つかり、中にいた容疑者に職務質問したところ、所持品から覚せい剤が発見されたという。2人の関係性などを調べる。

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