パチンコ会社大規模買収事件 社長らがモリナガ従業員ら107人に投票見返りに現金約束疑いで再逮捕

7月の参院選で、従業員らに投票の見返りに現金を渡す約束をしたとして、鹿児島市のパチンコ店「モリナガ」の社長らが逮捕された事件です。 社長ら3人がモリナガの従業員ら107人にも同様の約束をしたとして、きょう16日に再逮捕されました。 公職選挙法違反の買収の疑いで再逮捕されたのは、パチンコ店「モリナガ」と「デルパラ」の運営会社社長で東京都の李昌範容疑者ら3人です。 警視庁や鹿児島県警などの合同捜査本部によりますと、3人は今年7月の参院選に自民党の比例代表で立候補した阿部恭久氏を当選させるため、モリナガの社員やアルバイト107人に現金3000円から4000円を支払う約束をした疑いがもたれています。 モリナガでは、県内8店舗の店長が従業員らが撮影した投票用紙の画像などをモリナガ本部に送り、幹部らに投票状況を報告していたということです。 3人の認否については明らかにしていません。 警察によりますと、デルパラとモリナガの従業員あわせて250人以上に見返りを約束したとみられ、投票用紙を送るなど買収を承諾した従業員などについても公職選挙法違反の疑いがあるとみて任意で調べを進めています。

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