「全て話します」 旧統一教会の韓鶴子総裁が特別検察に出頭

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(82)が17日、韓国ソウルの特別検察事務所に出頭した。旧統一教会のトップが捜査機関に出向くのは極めて異例。特別検察は、政治家らに不正な金品を供与した政治資金法違反などの疑いがあるとみており、韓氏から任意で事情聴取する方針だ。 韓氏は出頭時、報道陣から容疑について聞かれたが答えず、「雨が降っているのに、ご苦労さまです」と述べた。繰り返し出頭を拒否したことについては「手術を受けて体の具合が悪かったのでそうしました。後で会って、全て話します」と述べ、特別検察官が待つ部屋に向かった。 特別検察はこれまで、旧統一教会をめぐる一連の事件で国会議員ら複数の容疑者を逮捕してきた。韓氏については17日に事情聴取後、起訴に向けて逮捕するのか、在宅起訴を目指すのかを判断するとみられる。【ソウル福岡静哉】

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