Tom Polansek Ted Hesson [シカゴ 16日 ロイター] – トランプ米政権がイリノイ州シカゴなどで実施した不法移民摘発作戦で、16日に多数逮捕したと国境警備隊の幹部が明らかにした。 ロサンゼルスでの摘発でも重要な役割を果たしたグレゴリー・ボビーノ氏はXへの投稿で「われわれはけさから活発に動いている!多くの逮捕者が出ている」とし、引き続き「犯罪的不法滞在者」の逮捕にあたると述べた。 プリツカー・イリノイ州知事(民主党)は会見で、政権による移民関税執行局(ICE)職員の増派計画に抗議し「困難と騒乱を引き起こすためにICEをここに送り込んでいる」と述べた。ボビーノ氏については、同州での作戦の責任者とみられるとした上で、「多くは犯罪者ではない人々に対し、かなり暴力的な行動をとった経歴がある」とした。ボビーノ氏のチームが「褐色の肌をした人、訛りのある言葉を話す人、他の言語を話す人をつかまえている」と述べた。 ノーム国土安全保障長官は、自身が16日にシカゴに滞在し、同当局が暴行、飲酒運転、ストーカー行為で逮捕された犯罪者の身柄を拘束したと述べた。 プリツカー知事は「彼女(ノーム氏)は数時間ここにいたが、現場で何をしているのかという質問には答えようとせず、ICEが今後数週間、何をしようとしているのかについても話そうとしなかった」と語った。