“芸能人はそんなに偉いのか”と今、大炎上している。 お笑いコンビ『チョコレートプラネット』の松尾駿(43)が、自身のYouTubeチャンネル『チョコプラのウラ』で9月10日にアップした動画内で発言した内容がネットで物議を醸している。 チョコプラの2人は動画で、相方の長田庄平(45)とともに、『アインシュタイン』稲田直樹(40)のSNS乗っ取り事件を取り上げた。9月5日になって稲田らのアカウントを乗っ取った疑いのある男が、不正アクセス禁止法違反容疑で男が再逮捕されたが、この事件に関して、松尾は 「最悪だよ。(犯人は)一生、電子機器使えない生活にしてほしいわ」 と憤りを見せた。その流れで、 「俺がずっと提唱している、誹謗中傷に関してだけど、芸能人とかアスリートとか、そういう人以外、SNSをやるなって。素人が何発信してんだって、ずっと思ってるの」 と発言。これに対して長田は 「有名人だけでやってたら、流行なんて生まれない」 と話したが、松尾さんは 「見てりゃいいんだよ」 とバッサリ。そして 「SNSが進化しすぎた。ブログの時代に戻ろうよ」 と提案すると長田は 「無理だよ」 と笑顔で一蹴した。この松尾の“一般人がSNSで発信などするな”という横柄な態度がネット上で拡散され大炎上した。SNSでは 〈一般人をバカにし言論の自由を完全否定〉 〈有名人こそSNS辞めたら?〉 などと批判の声が殺到した。そのためか、9月16日までに動画は削除されているが、チョコプラの二人は特に何も弁明はしていない。 ◆動画を削除しただけでは心証は悪い 最近でもSNSではフワちゃんや千原せいじなどが炎上した。松尾は今回の件を“ずっと提唱している”と言っているので、口が滑ったというレベルではなく本心だろう。 9月にネパールではSNSの使用を禁止すると、19人が死亡、400人以上がケガをする抗議デモに発展。禁止措置は解除され、首相が辞意を表明する事態にまで発展した。 それほど、現代人にとってSNSは生活の一部になっているということだろう。そんなSNSを“芸能人やアスリートだけ”やればいいという主張は、反感を呼んでも仕方ないだろう。 「炎上したタレントを公共の電波に出演させれば、テレビ局やスポンサーに直接クレームがいくことが多いので、現時点ではチョコプラの取り扱いに頭を悩ませています。今後、スポンサーが起用に難色を示す可能性もあります。とにかくいち早く謝罪し、鎮火することがベスト。動画を削除しただけで心証が非常に悪く、それも炎上を加速させている一因では」(テレビ局関係者) SNSは災害時や、困りごと、趣味の面など役に立つ使い方も多い。投稿に勇気づけられたという人もいるだろう。悪いのは誹謗中傷であり、一般人がSNSで何かを発信することではないはずだ。 チョコプラはこの炎上を収めるためにも、いち早く本人たちの口から釈明することが大切ではないだろうか――。