英ロンドン郊外のウィンザー城で16日、2度目の国賓訪問を控えたトランプ米大統領と、少女らへの性的虐待罪などで起訴されて2019年に死亡した米富豪エプスタイン氏の巨大な「ツーショット」写真が城壁に投影された。 訪英に反発する活動家らが無許可で投影したとみられ、英警察は16日、公共の場での耳目を引く行為によって中傷する意図があったとみて4人を逮捕した。 ロイター通信によると、城壁には、トランプ氏が過去にエプスタイン氏に送ったとされる誕生日メッセージや、トランプ氏が20年大統領選の敗北を覆すために南部ジョージア州当局に干渉した事件で起訴された際に撮影された「マグショット」(被告や容疑者の顔写真)の画像も映し出された。 トランプ氏は16日にロンドンに到着。17日にウィンザー城でチャールズ英国王夫妻の出迎えを受ける予定だ。 トランプ氏は実業家時代にエプスタイン氏と親交があったが、少女らの人身売買や性的虐待については関与を否定している。英王室のアンドルー王子もエプスタイン氏と交流があったことが知られる。【石山絵歩】