マンション管理組合の口座から修繕積立金など約3600万円を着服したとして、神奈川県警は17日、横浜市緑区の自営業井上秀一容疑者(68)を業務上横領容疑で逮捕し、発表した。容疑を認め「金はすべて仮想通貨に使ってしまった」と話しているという。 緑署によると、逮捕容疑は、居住するマンションの管理組合の会計担当理事だった昨年10~12月、修繕積立金などが預金されていた組合の口座から38回にわたり、現金計3599万円を引き出して横領したというもの。 同年末、口座の残高不足でマンション管理にかかる費用の引き落としが出来なくなり発覚。組合幹部が署に被害を相談していた。マンションには約60世帯が入居しているという。(奥田薫子)