多摩川スーツケース遺体 元交際相手の裁判で父親が証言「私がなんとかする」

おととし、多摩川でスーツケースから男性の遺体が見つかった事件。 元交際相手の女の裁判員裁判で、9月17日、父親が出廷し、「私がなんとかすると話した」と証言しました。 この事件は、おととし12月、原唯之さんの遺体が入ったスーツケースが川崎市の多摩川で見つかったものです。 事件をめぐっては、原さんを睡眠薬で眠らせたうえ結束バンドで首を絞めて殺害し、遺体をスーツケースに入れて多摩川に遺棄したとして、殺害に関わったとされる元交際相手とその家族など、合わせて5人が、殺人などの罪で逮捕・起訴されています。 殺人と死体遺棄などの罪に問われている元交際相手の西高舞被告(33)は、これまでの裁判で起訴内容を認めていて、争点は量刑となっています。 17日の裁判では、殺害に関わったとして逮捕・起訴された、舞被告の父親への証人尋問が行われました。 父親によると、舞被告とは離婚によって小学1年生くらいの時から20歳まで会っておらず、親族の葬儀で再会したことをきっかけに、連絡を取るようになりました。 事件前に舞被告から電話があり、「被害者が死なないと舞被告が死ぬという話をされ、私がなんとかすると話した」と証言。 原さんの配信動画について問われると、「普通の人があげるようなものではないひどい内容だった。 気にすることはないんじゃない、とは話した」と述べ、「もっと早めに相談してくれれば、違う方向に行っていたのではないか」と話しました。 9月25日には被告人質問が行われる予定です。

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