東京女子医大が元理事長を提訴 約2.5億円の損害賠償求め

東京女子医科大学をめぐる背任事件で逮捕・起訴された岩本絹子元理事長について、大学側が、学校の財産を適切に管理する義務を怠ったとして、およそ2億5200万円の損害賠償を求めて提訴したと発表しました。 去年8月、東京・新宿区の東京女子医科大学が設置した第三者委員会は、大学の資金が岩本絹子元理事長側に不正に還流した疑いがあるとする調査報告書を公表していました。 大学側が報告書で指摘された内容について調査を進めた結果、岩本元理事長が勤務実態のない職員への人件費を承認するなどし、大学の財産を適切に管理する義務を怠ったことが認められたとして、岩本元理事長におよそ2億5200万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したと発表しました。 岩本元理事長をめぐっては、実体のない報酬を大学側から建築士の男性に支払わせ損害を与えたとして、ことし1月、警視庁に逮捕され、その後、背任の罪で起訴されています。

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