NHK大阪放送局が18日、大阪市内の同局で定例記者会見を開き、今月4日に麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された俳優・清水尋也容疑者(26)について言及した。 清水容疑者は29日放送開始の連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(月~土前8・0)に出演予定だったが、逮捕を受け降板となった。森田正人局長代行は「(清水容疑者の)所属事務所から降板の申し出があり出演を取りやめました。現場からは9月29日放送開始のスケジュールは変わっていないと聞いている」と説明した。 NHKは2020年4月から朝ドラ出演者に対し違法薬物や反社会勢力と関わりがないことを確認する誓約書の提出を求めている。清水容疑者に関しては「タイミングが合わなかった。いいわけにはできないが、きちんと取るべき誓約書が取れなかった」と釈明。現時点で「『ばけばけ』の出演者全員から誓約書をいただいている」と強調した。 また、清水容疑者の代役については「詳しい制作過程はお答えしておりません」と返答。損害賠償請求についても「個別の対応についてはお答えを控えさせていただいているが、必要に応じて適切に対応します」としている。