金沢で詐欺続発 SNS、不審電話に注意を 40~70代が30万~690万円被害

金沢中署は22日、金沢市内で交流サイト(SNS)を使った投資詐欺や特殊詐欺(オレオレ詐欺)の被害が相次いで発生し、40〜70代の男女3人が現金や暗号資産計約910万円をだまし取られたと発表した。石川県警は、実際に会ったことがない相手を信用せず、金銭の話が出た際は注意するよう呼び掛けている。 署によると、70代男性が6月中旬、経済評論家の動画投稿サイトにコメントしたところ、同人を装った人物から別のサイトのURLを貼り付けたメッセージが届いた。その後、暗号資産の指導者をかたる人物から投資を勧められ、7月24日から8月29日までの間、6回にわたって現金計約690万円を指定された口座に送金した。資産が底を尽いたため、家族に相談したところ詐欺に気付いた。 7月6日には、40代男性がSNSで知り合った人物から同様の手口で投資を勧められ、時価計約190万円分の暗号資産をだまし取られた。 40代女性の携帯電話には9月18日、警視庁や静岡県警の警察官を名乗る複数の男から「あなたに詐欺容疑がかかっており、逮捕する可能性がある」などと連絡があった。トラブルの解決金名目で現金の振り込みを求められ、現金30万円を指定された口座に振り込んだ。女性はビデオ通話で警察手帳のようなものを見せられ、信じたという。

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