去年12月、北九州市のファストフード店で中学生2人が殺傷された事件で、検察は26日、容疑者の男を殺人などの罪で起訴する方針です。 去年12月14日、北九州市小倉南区のファストフード店で、中学生の男女2人が刃物で殺傷され、近くに住む無職の平原政徳容疑者が逮捕されました。 捜査関係者によりますと、平原容疑者は事件直前、現場とは別の場所で2人とすれ違ったあと、車で店舗まで先回りして、待ち伏せしていた可能性があるということです。 取り調べに対し、「2人と目が合って笑わればかにされたと思った」などと供述していて、警察は面識のない2人を一方的な理由で襲ったとみています。 検察は平原容疑者の精神状態を調べるため、今年1月から2回の鑑定留置を実施。 捜査関係者によりますとおよそ8か月に及んだ鑑定留置の結果などを踏まえ、検察は平原容疑者の責任能力を問えると判断し、26日起訴する方針です。