スロベニア、イスラエル首相に入国禁止措置 ガザ問題巡り

[25日 ロイター] – スロベニアは25日、イスラエルのネタニヤフ首相に入国禁止措置を発動したと発表した。スロベニアは昨年パレスチナ国家を承認し、7月にはイスラエル極右閣僚2人を入国禁止にしている。 政府のX投稿によると、外務省高官は「今回の措置により、スロベニアは国際法、人権の普遍的価値、原則に基づく一貫した外交政策へのコミットメントをあらためて表明する」と述べた。 欧州連合(EU)加盟国のスロベニアは8月、イスラエルに対する武器禁輸措置を発動するとともに、イスラエル占領下のパレスチナ地域で生産された製品の輸入を禁止した。 同高官は、国際司法裁判所(ICJ)がパレスチナ自治区ガザでの戦争犯罪容疑でネタニヤフ氏に逮捕状を出したため、政府が措置を講じたと説明。「国民は、戦争犯罪と人道に対する犯罪でネタニヤフ氏の手続きが進行中であることを認識している」と述べた。 さらに「今回の決定で、政府はイスラエルに対し、スロベニアが国際裁判所の決定と国際人道法の一貫した順守を期待しているとの明確なメッセージを発している」とした。

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