民家に侵入し、現金約280万円が入った金庫などを盗んだとして、大阪府警は27日、住居侵入と窃盗の疑いで、フィリピン国籍の無職、タキワキ・マサキ・ラサイ容疑者(21)=愛知県豊橋市=ら男7人を逮捕したと発表した。タキワキ容疑者は愛知を拠点とする匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)「ブラックアウト」のリーダーとみられる。 他に逮捕されたのは、住居不定、無職、堀川愛樹容疑者(21)らブラックアウトのメンバーとみられる3人や、大阪府東大阪市の大学生、宮田晃希容疑者(22)ら。 7人の逮捕容疑は4月、共謀して和歌山県有田川町の民家に侵入し、現金280万円が入った金庫などを盗んだとしている。 府警によると、宮田容疑者のグループが「(金庫盗に)成功すれば一人200万円支払う」とブラックアウト側に打診。タキワキ容疑者がメンバーを集めて協力したという。 しかし事件後、報酬を巡ってタキワキ容疑者は宮田容疑者と対立。メンバーらと宮田容疑者らが出入りする東大阪市内のマンションに特殊警棒などを持って侵入し、凶器準備集合容疑などで逮捕されていた。