旧統一教会総裁逮捕の適否審査 10月1日に実施

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は10月1日午後、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクジャ)総裁の逮捕が適法だったかを判断する適否審査を行う。 適否審査は逮捕の適法性や身柄拘束の必要性を審査し、判断する手続きだ。裁判所は審査請求から48時間以内に請求者に対する審問を行う。審査で釈放の判断をする場合、逮捕状は効力を失う。 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る不正疑惑を捜査する特別検察官チームは23日、政治資金法違反などの容疑で韓氏を逮捕した。 適否審査で韓氏側は健康問題などのため、拘置所での生活継続は困難と主張するとみられる。一方、特別検察官側は韓氏が捜査に非協力的だったことや、容疑を否認していること、教団の最高意思決定者のため証拠を隠滅する恐れがあるとして、拘束の必要性を強調するとみられる。 韓氏は教団の世界本部長を務めた元幹部(公判中)と共謀し、2022年1月に尹氏の側近の一人で最大野党「国民の力」の重鎮、権性東(クォン・ソンドン)国会議員(逮捕済み)に政治資金1億ウォン(約1060万円)を渡し、教団への支援を求めた疑いが持たれている。 また、同年4~7月に呪術師のチョン・ソンベ氏を通じて金氏に高級ブランドバッグなどを贈り、教団の事業で便宜を図るよう要請した疑い(請託禁止法違反)、金氏への贈り物を教団の資金で購入した疑い(業務上横領)、同年10月に自身の海外賭博疑惑に関する警察の捜査に備え元幹部に証拠隠滅を指示した疑い(証拠隠滅教唆)もある。

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