ホストクラブでの売掛金(つけ払い)を抱えた女性をソープランドに斡旋(あっせん)したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は職業安定法違反の疑いで、スカウトグループ「オンライン」代表、重松卓容疑者(42)=東京都中野区本町=を逮捕した。容疑を認め、動機について「楽に大金を稼げるから」などと話している。 生特隊によると、オンラインは重松容疑者が平成26年ごろに立ち上げて東京・歌舞伎町などで活動し、メンバーは20人ほど。女性を性風俗店などに斡旋し、紹介料「スカウトバック」でこれまでに計約5億4千万円を売り上げていたとみられる。 逮捕容疑は令和4年7月、共謀の上、さいたま市大宮区のソープランドに20代女性を紹介したとしている。 女性はマッチングアプリでホストの男と知り合い、客として約270万円の売掛金を負った。生特隊はこれまでに、女性をソープランドに斡旋したホストやオンラインのメンバーを摘発。代表の逮捕により、組織を解体したとしている。