30代男性に「指を一本ずつ落とすことになるかもしれない」などと言って脅し、8回にわたって現金2億2160万円を脅し取ったとして、広島県警は1日、広島市安佐南区に住む会社役員の男（31）と広島市南区に住む会社員の男（40）を恐喝の疑いで逮捕しました。 警察によりますと2人は、2月中旬ごろから4月下旬ごろまでの間に広島市やその周辺で30代男性に対し、「金主が怒っている」「元金の倍返せと言っている」「金を用意できなかったら薬物の密売とか犯罪をするか、臓器を売って金を作るしかない」「指を一本ずつ落とすことになるかもしれない」などと言って脅した上で、8回にわたって手渡しや振込で現金合計2億2160万円を脅し取った疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。 2人と被害者は知人関係だということで、警察は何らかの金銭トラブルがあったとみて、事件の詳しいいきさつを調べています。