新潮社出版部執行役員の中瀬ゆかり氏が2日、TOKYO MX「5時に夢中！」（月～金曜午後5時）に生出演。東京都町田市のマンションで30日、住人の70代女性が男に刺され亡くなった事件についてコメントした。 事件は9月30日午後7時10分ごろ発生。東京・町田市のマンションの外階段で、住人の秋江千津子さん（76）が腹部などを刃物で刺された。同居する娘が悲鳴を聞き外に出ると、容疑者が千津子さんに馬乗りになって刺すのを見たという。娘が110番通報したが、搬送先の病院で死亡が確認された。 町田署は殺人未遂の疑いで、同市の自称派遣社員桑野浩太容疑者（40）を現行犯逮捕。「今の生活が嫌になった。誰でもいいから殺そうと思った。襲いやすそうな人を探していた」と供述しているといい、殺人容疑に切り替えて調べている。 中瀬氏は「例えばゴミが自宅前に捨ててあったとか。自分宛ての郵便物が配達されなかったとか。こういう理由で気持ちがめいる、これは誰にもあることなんですよ。で、絶望感だって結構な人はありますよ」と前置きした。その上で「それだからって、人をあやめるって、すごい距離があるんですよ。本当にご本人、76歳までパートで働くことができて、健康で。長生きされて。まだまだこれからの人生、楽しいことがあって。こういう方がなんで、こんな目にね」と語った。 「しかもお嬢さんがね、一緒に住まわれていて。お母さまが馬乗りになられて刺されてるところまで見ているわけですよね。その恐怖、絶望感、ご本人もお嬢さんもそうだけど、それを想像したら、万死に値するというか。また中途半端な刑で出てきても、またやりますよって思っちゃいますよね」と語った。