沖縄県沖縄市内で8月に実施された日米合同パトロールで、県警が市内の宿泊施設駐車場で車の窓ガラスを割ったとして、米兵1人を器物損壊の疑いで9月14日に書類送検していたことが分かった。知念克幸刑事部長が3日午前、県議会米軍基地関係特別委員会で明らかにした。 この米兵はパトロールで米軍憲兵隊(MP)が拘束、逮捕したうちの1人とみられる。日米地位協定の刑事裁判管轄権に関する日米合同委員会合意では、日米双方の法執行機関が現場にいる場合、米軍関係者の身柄は米側が拘束するのが原則で、身柄の取り扱いを巡って懸念の声がある。