ジョージア地方選挙で与党勝利 首都トビリシでは反政府デモ

トビリシ、ジョージア、10月6日 (AP) ― 主要野党連合がボイコットするなか、南コーカサスのジョージアでは10月4日、地方選挙が実施された。 首都トビリシには数万人の市民が集結し、ジョージアを民主主義への志向から遠ざけようとする与党「ジョージアの夢」による抑圧的な政策に抗議。大統領官邸への突入を試みたデモ隊を押し戻すため、警察が放水銃と催涙スプレーを使用した。 欧州連合(EU)加盟は多くの国民が切望する目標であり、同国憲法にも明記されている。 与党「ジョージアの夢」は昨年、EU加盟交渉を中断した結果、抗議の波が起きたが、大量逮捕や警察の暴力で鎮圧された。 主要野党指導者を投獄し、批判的メディアの閉鎖を図り、平和的なデモ参加者に対して大量逮捕や高額罰金を科してきた政府への不満を反映し、集会主催者はデモ参加者に「権力を民衆の手に取り戻せ」と呼びかけた。 その後、デモ参加者の一部が大統領官邸への突入を試み、門を破壊したが、機動隊に武力鎮圧された。 野党が「平和的革命」を約束していた4日の地方選挙は、与党を批判するほとんどの政党がボイコット。中央選挙管理委員会の暫定データによると、午前中の投票率は30%未満だった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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