熊本県教育委員会は、女子生徒に不適切なショートメールを送ったとして、中学校の教諭を停職6か月の処分にしました。 停職6か月の懲戒処分を受けたのは、熊本県の球磨教育事務所管内の中学校に勤務する30歳の男性教諭です。 県教委は、ショートメールなどを使った生徒との私的なやり取りを禁止しています。 しかし、県教委によりますと、この教諭は指導していた女子生徒と1年前から私的なやり取りをショートメールで行い、先月4日には性行為の経験を尋ねたほか、性的な関係を持つことを誘う内容のメッセージを送ったということです。 生徒の保護者が学校へ相談したことで発覚し、生徒は今も登校できない状態が続いています。 県教委の聞き取りに対し、教諭は「女子生徒に対する性的な思いがあった」と話しているということです。 また、熊本県教育委員会は、他に2人の懲戒処分を発表しています。 このうち、2020年から去年までの約4年間に、教え子などにわいせつな行為をしたうえ、その様子を撮影したとして、不同意わいせつなどの罪に問われ、一審で懲役6年の判決を受けた男性教諭(38)を免職処分にしました。 また、今年8月に熊本市中央区のドラッグストアで医薬品を万引きした疑いで現行犯逮捕され、9月19日付で不起訴処分となった県教委の課長級男性職員(55)を停職6か月の処分としました。