島根県の女性がだまし取られた現金の一部を引き出したとして千葉県の中国籍の男(30)を逮捕

島根県出雲市の女性が騙し取られた現金を引き出したとして、千葉県に住む中国籍の男が逮捕されました。特殊詐欺のいわゆる「出し子」と見られています。 詐欺と窃盗の容疑で逮捕されたのは、千葉県松戸市の会社員で中国籍の男(30)です。 島根県警出雲警察署によりますと、男は去年7月20日、氏名不詳者らと共謀の上、東京都内のコンビニにある金融機関のATMから現金20万円を引き出した疑いです。 この現金は出雲市内のパート従業員の女性(20代)が、ネット動画のスクリーンショットを撮って送る仕事だと騙され、そこでのミスの違約金などとして振り込まされた約131万円の一部でした。 女性は、男が現金を引き出した日から3日間に計7回、別々の個人名義の口座に現金を振り込み騙し取られていました。 警察の調べによりますと、それが何者かによって転々と別の口座に移され、ほかの詐欺被害金と見られるものと共に男が引き出した金融機関の口座に最終的にまとめられていたということです。 ATMの防犯カメラ映像の捜査から男の犯行が分かり、逮捕しました。 調べに対し男は「詐欺については知りません。出金したことは間違いありません」と容疑の一部を否認しているということです。 出雲警察署では男の身柄を出雲に移し、犯行の経緯や共謀者について追及することにしています。

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