女子高校生のわいせつ動画を撮影し、無断で公開したなどとして、警視庁成城署は7日、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで、高校3年の男子生徒(19)=横浜市瀬谷区=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。同署は、男子生徒が撮影した動画を有料サイトで販売するなどして、収益を上げていたとみて調べる。 捜査関係者によると、男子生徒はX(旧ツイッター)や動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)など複数のSNS上で「配信者」として活動しており、数万人のフォロワーを有するアカウントもあるという。 男子生徒は7月中旬、横浜市内のホテルで、東京都内在住の女子高校生(18)のわいせつ動画を撮影し、「(動画を)アップするつもりはない」などと誤信させて動画を公開した疑いがもたれている。男子生徒は「撮影時には公開するつもりはなかった」などと一部否認しているという。 捜査関係者によると、女子生徒が投稿に「いいね」したことで、男子生徒が「会いたい?」などと連絡し、面会。その際、男子生徒はスマートフォン2台のほか三脚を持参し、「2人だけのものだから」と女子生徒のわいせつ動画を撮影。女子生徒は「公開しないでほしい」と伝えたものの、動画が公開され、翌日、女子生徒が成城署に相談して発覚した。 男子生徒は、撮影した動画の一部をXで公開したほか、複数のサイト上で、月額数千円~1万円の有料会員向けにわいせつ動画を投稿していた。今年2月ごろから、ほかの複数の女性のわいせつな動画を販売するなどし、収益を得ていたとみられる。