クリスマスイブに鳴ったiPhone 窃盗・密輸組織「解体」 警察

ロンドンで社会問題化しているスマートフォン窃盗の撲滅に向けて、警察が本腰を入れ始めた。ロンドン警視庁は10カ月ほどに及ぶ摘発作戦を実行し、窃盗・密輸組織の一つを「解体した」と発表した。 7日の警察発表や英公共放送BBCによると、摘発の端緒は昨年のクリスマスイブ。ある被害者が盗まれたiPhone(アイフォーン)の位置情報を確認したところ、ロンドン・ヒースロー空港近くの倉庫にたどりついた。 現地の警備員が確認すると、盗まれたiPhoneの音が鳴る箱から、894台の端末が見つかった。捜査員が調べると、ほぼ全てが盗品だったという。 警察は、ふだんは武装強盗や麻薬の密輸を担当する刑事らも捜査に投入。今月7日までに、窃盗や盗品取り扱い、共謀の疑いで少なくとも18人が逮捕・起訴された。そのうち、アフガニスタン国籍の30代の男の関連先からは、2千台の端末が押収された。

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