「教皇も衝撃」…数百人が集まったバチカン大聖堂でズボンを下ろした男

バチカンのサン・ピエトロ大聖堂で、数百人の観光客が目撃する中、一人の男がズボンを下ろして放尿するという出来事が起きた。 11日(現地時間)、伊紙「イル・テンポ(Il Tempo)」など現地メディアによると、前日の午前9時30分ごろ、ある男性がサン・ピエトロ大聖堂内部の主祭壇「告解の祭壇」の上に上がり、ズボンを下ろして放尿したという。 この男は警備検査所をこっそりと通過して、祭壇に上がった後、このような行為に及んだ。男は間もなく警備員に取り押さえられて引きずり出されたが、その一部始終を数百人の観光客が目撃していた。 バチカンのマッテオ・ブルーニ報道官はイタリア通信社ANSAに対し、「今回の事件は深刻な精神疾患を抱える人物による行為であり、バチカン警察が逮捕した後、イタリア当局に引き渡した」と語った。 レオ14世教皇はこの事件について報告を受け、当惑した様子を見せたと伝えられた。イル・テンポは「教皇が衝撃を受けたという」とし「この事件をきっかけに、教皇自らがサン・ピエトロ大聖堂内部の警備体制の有効性を直接確認する可能性もある」と報じた。ただし、この件に関してバチカン側の公式な立場はまだ出されていない。 サン・ピエトロ大聖堂の訪問客による異常行動は、今回が初めてではない。 今年2月には、ルーマニア出身の男性が祭壇上に上がり、置かれていた燭台6本を床に投げつけた。2023年6月には、ポーランド人男性がミサの最中に全裸で祭壇に飛び乗り、「ウクライナの子どもたちを救え」と書かれた背中を見せて抗議行動を行い、追い出される騒ぎもあった。

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