東京・歌舞伎町で働く女性狙い「ヤミ金」容疑 男3人を再逮捕へ

東京・歌舞伎町で働く複数の女性に高金利で現金を貸したとして、警視庁は16日にも、韓国籍で職業不詳の韓甲哲容疑者(52)=東京都港区=ら男3人を出資法違反(高金利)の容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。同庁は9月下旬、同様の事件に関与したとして、3人を同法違反の疑いで逮捕していた。 捜査関係者によると、警視庁はこれまでに、3人が少なくとも十数人の女性に計約1千万円を貸し付け、利息などとして計約4千万円を受け取っていたことを確認した。9月に3人が逮捕されたことを報じるメディアの記事を見て、歌舞伎町で働く複数の女性らから「高金利でお金を借りた」といった相談が寄せられたという。 警視庁はホストクラブで売掛金(ツケ)を負わされたり、風俗店で働いたりしていた女性らを中心に無登録で金を貸していた可能性が高いとみて調べている。 捜査関係者によると、他に再逮捕されるのは、いずれも職業不詳で30代の男2人。3人は昨年4~12月の間、20代の女性3人に24万円~40万円を貸し、このうち2人から利息としてそれぞれ6万円を受け取った疑いがある。警視庁は、1日当たりの金利が上限を超える約0.6~0.9%だったとみている。もう1人の女性は、利息を払っていなかった。(太田原奈都乃)

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