札幌・中央警察署は2025年10月20日、道路運送法違反の疑いで札幌市中央区に住む会社役員の男(35)と、北区に住む会社員の男(36)を逮捕しました。 男2人は2025年7月2日から16日までの間、国の許可を受けていないにもかかわらず、4回にわたって自家用車を使用して札幌市内で旅客を有償で運送し、特定旅客自動車運送事業を経営した疑いがもたれています。 警察によりますと、2人は社長と従業員の関係で、36歳の男が運転手とみられ、4回とも同じ女性(40代)を客として乗せていたということです。 女性を送迎した区間はすすきのから札幌市北区までの約8キロで、1回あたりの料金は2000円でした。 2人はすすきのの飲食店と契約して飲食店従業員の送迎をしていて、月末締めで翌月現金で金を受け取っていたとみられています。 調べに対し、会社役員の男(35)は「弁護士が来るまで話すことはありません」と黙秘していて、会社員の男(36)は「お客さんからお金をもらって目的地まで運んだことは間違いない」と容疑を認めています。 警察は、余罪についても捜査しています。