パリ、フランス、10月27日 (AP) ― パリのルーブル美術館から王冠の宝石が盗まれた事件に関連し、フランス司法当局と警察は10月26日、容疑者2人を逮捕したと発表した。 世界中を震撼させ、大規模な捜査が行われた窃盗事件から1週間後、警察当局者はAP通信に対し、30代の男2人が拘束されたと伝えた。拘束された男のうち1人はシャルル・ド・ゴール空港から国外脱出を準備していたという。 世界一の来館者数を誇る美術館での犯行に、侵入者はバスケットリフトで美術館の正面を登り、窓をこじ開け、展示ケースを破壊して逃走したという。この間わずか8分。 窃盗犯が盗み出し8点の宝飾品には、19世紀の王妃マリー・アメリーとオルタンスに関連するサファイアのティアラ、ネックレス、片耳のイヤリングが含まれる。 1300個以上のダイヤモンドがあしらわれたウジェニーのエメラルド・セッティングの王冠は、後に博物館の外で発見され、損傷はあるが修理可能だという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)